ハレノワ 芸術文化発展の起爆剤に 倉敷など県内首長訪問、期待語る

 9月にグランドオープンする岡山芸術創造劇場ハレノワ(岡山市北区表町)で8日、県内の首長を対象にした内覧会が開かれ、開館準備が進む劇場や練習室がお披露目された。

 4月に見学を終えた「岡山連携中枢都市圏」の自治体を除く倉敷、井原、新見市、里庄、矢掛、鏡野、奈義町、西粟倉村の首長らが訪問。草加叔也劇場長と大森雅夫岡山市長の案内で、3階層の客席を備える大劇場、アート作品が常設される予定のテラスなどを見て回った。

 最大300人収容の小劇場では、草加劇場長が「演出の自由度を高めた」とし、舞台や客席を自在に配置できる特徴を説明した。

 伊東香織倉敷市長は「岡山のまちなかに大中小の劇場がコンパクトに設けられ、素晴らしい環境。県内の芸術文化が発展する起爆剤になる」と期待した。

 ハレノワは6月4日にプレオープンし、9月1日に開館する。

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