楽天イーグルス最下位に転落 中継ぎ投手は先頭打者を抑えるべき プロ野球解説者・江尻慎太郎さん

楽天イーグルスは週末の日本ハム戦で負け越し、最下位に転落してしまいました。

5日の第1戦。1点リードの8回。楽天は西口をマウンドに送り逃げ切りを図りますが、松本に犠牲フライを許し同点。更に代わった伊藤茉央も勢いを止められません。5対2で敗れ、2018年以来の単独最下位となります。

6日の第2戦は勝利しましたが、7日の第3戦は再び中継ぎ陣が崩れます。

1点リードの7回。2番手の鈴木翔天が同点ホームランを許すと、9回には宮森がサヨナラタイムリーを打たれ試合を決められてしまいました。

プロ野球解説者江尻慎太郎さん
「中継ぎ投手陣が苦しんでいます。今シーズンここまで中継ぎ投手に7つ黒星がついているんですが、ある共通点を見つけました。
全て先頭打者の出塁を許してしまっているんです。これがなぜいけないのかというと、ノーアウト1塁と1アウト1塁でどれだけ得点が見込めるかのデータを比較しました。
ノーアウト1塁は0.807点。1アウト1塁は0.478点。つまり先頭打者を出してノーアウト1塁としてしまうと、とにかく失点のリスクが高まってしまうんです。
対策は色々ありますが、答えはありません。中継ぎは1点を争う展開で、誰がどこで登板するか分からないという難しさがあります。まずは、それぞれの役割をもう一度再確認して先頭打者への準備をすることが大事だと思います」

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