ロシア、軍事パレード控え緊張 クレムリン無人機攻撃で厳戒

9日に行われる戦勝記念日の軍事パレードの行進リハーサルを行う兵士ら=7日、モスクワ(タス=共同)

 ウクライナ侵攻を続けるロシアは8日、最大の祝日である対ドイツ戦勝記念日を翌9日に控え、緊張に包まれている。モスクワの「赤の広場」では軍事パレードが予定されるが、今月3日に隣接するクレムリン(大統領府)が無人機攻撃を受けたと発表しており、厳戒態勢が敷かれる見通し。プーチン政権はパレードをあくまで実施し、国民に結集を呼びかける構えだ。

 モスクワでは7日、パレード本番に向けた総合リハーサルが行われたが、赤の広場を取り巻くモスクワ中心部は地下鉄駅への出入りが制限された。各所に鉄柵が置かれ、機動隊員が歩行者の立ち入りを禁じる中での実施となった。(共同)

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