コロナ後の社会へ一歩 5類移行、初日の風景 オフィス街はマスク姿が多く 神戸

新型コロナの5類移行に合わせ、レストランのテーブルから撤去されるアクリル板=8日午前、神戸市中央区港島中町6、神戸ポートピアホテル(撮影・小林良多)

 新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが8日から「5類」に移行したことを受け、兵庫でもコロナ禍前の日常が少しずつ戻ってきた。

 神戸ポートピアホテル(神戸市中央区)は、これまで飛沫感染対策として設置していたアクリル板を順次撤去し始めた。

 同ホテルで設置していたアクリル板は約1千枚で、うち撤去するのは約400枚。館内の「中国レストラン 聚景園」では、8日のランチ営業前に卓上の約50枚を外した。「すっきりした。これが自然なレストランの姿ですよね」と岡本博文支配人(51)。「ただし、まだまだ不安を感じる方もいるので、より注意を払いたい」と表情を引き締めた。

 一方、通勤電車やオフィス街にはマスク姿の人が目立ち、「当分は様子見」と感染対策を続ける店舗もあった。(広岡磨璃、高田康夫)

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