<新型コロナ>毎日の発表が終了、「定点把握」へ…埼玉で350人感染、4人死亡 クラスター5件、重症7人に

埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県は8日、新型コロナウイルスに感染していた4人が死亡し、新たに0~90歳以上の350人の感染を確認したと発表した。感染者の内訳は県管轄が253人、さいたま市32人、川口市31人、川越市17人、越谷市17人。1週間の感染者数の平均は521.3人。

 これまでに確認された感染者は181万4834人。死者は4013人。7日夜時点の重症者は7人、入院は203人。

 県によると、さいたま市で70代~90歳以上の男女4人が死亡した。

 クラスター(感染者集団)関連は5件で、新たに高齢者施設など2件で各7人が感染した。

 「5類」移行に伴い、県は8日、毎日の感染者数の発表を終了した。9日からは、定点医療機関で観測した1週間分の感染者数を約3日後に県ホームページで公表する。

 川南勝彦県感染症対策対策幹は「コロナ禍の4年間は県民にとって大変な時期だったと思う。ただ、法律上の位置付けが変わっても、コロナがなくなるわけではない」と説明。「今後は全ての医療機関で対応するので、症状があったらかかりつけ医を受診してほしいが、県も移行期間の9月までは相談を受ける」とし、「マスク着用は個人の判断だが、症状があれば、せきエチケットなど他者に感染させないよう心がけてほしい」と呼びかけた。

■おことわり

 新型コロナウイルス感染症の「5類」移行に伴い、毎日掲載の感染者数記事は、9日付で終了します。国、県からの発表がなくなるためです。

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