日常回復へ歓迎と懸念 コロナ5類移行の札幌市内 飲食店、アクリル板仕切り外す/福祉施設、家族と面会に一定の制限

閉店後、テーブル席に設けたパーティションを撤去する札幌市内の串鳥中央本店の従業員=7日(富田茂樹撮影)

 3年前から猛威を振るい社会活動を制約してきた新型コロナウイルスの感染症法上の分類が8日に「5類」へ移行したことを受け、札幌市内の商業や福祉施設の関係者らは対応に追われた。飲食店は客足増を期待してパーティションを外す一方、感染不安が拭えない高齢者施設は家族との面会になお一定の制限を設ける。歓迎と懸念が交錯する中、コロナ前の「日常」を取り戻す動きが活発化した。

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