中国、日米韓をけん制 対北朝鮮連携は「徒党」

中国外務省の汪文斌副報道局長

 【北京共同】日韓首脳が7日の会談で北朝鮮をにらみ日米韓の連携強化に意欲を示したことについて、中国外務省の汪文斌副報道局長は8日の記者会見で「徒党を組み、グループを形成して対抗するやり方では(朝鮮半島問題の)活路は見いだせない」と述べ、けん制した。中国は日米韓が対中包囲網を強化することを警戒している。

 汪氏は「各国は政治解決の方向を堅持し、朝鮮半島の平和と安定を維持するべきだ」と強調。米国の核戦力を含む拡大抑止の強化で北朝鮮に対抗するとした米韓の共同文書「ワシントン宣言」に「他の国が参加すれば地域の緊張が高まるだけだ」と主張した。

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