柔道、阿部詩V2でパリ五輪前進 兄の一二三も2連覇達成

女子52キロ級でウズベキスタン選手を破って2年連続4度目の優勝を達成し、笑顔の阿部詩=ドーハ(共同)

 【ドーハ共同】柔道の世界選手権第2日は8日、ドーハで男女2階級が行われ、2021年東京五輪金メダルで女子52キロ級の阿部詩(パーク24)が2年連続4度目の優勝を達成。来年のパリ五輪代表に大きく前進した。

 阿部詩は準々決勝で東京五輪2位のアマンディーヌ・ブシャール(フランス)に快勝するなど、初戦の2回戦から全5試合に一本勝ち。決勝はディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)を下した。日本勢はこの階級を7大会連続で制した。

 男子66キロ級は阿部一二三(パーク24)が丸山城志郎(ミキハウス)を2年続けて決勝で退け、2年連続4度目の制覇。東京五輪に続き阿部詩との兄妹優勝を遂げた。

女子52キロ級決勝 ウズベキスタン選手(左)と対戦する阿部詩=ドーハ(共同)
男子66キロ級決勝 対戦する丸山城志郎(左)と阿部一二三=ドーハ(共同)
男子66キロ級で丸山城志郎を破って2年連続4度目の優勝を果たし、喜ぶ阿部一二三=ドーハ(共同)

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