ドローンで種まき 茨城・JA稲敷 コメ農家負担減へ試験

自動操縦で種もみをまく農業用ドローン=稲敷市内

農業の省力化や低コスト化に向け、コメ農家でつくるJA稲敷西部地区担い手農業経営研究会は、ドローンを用いて種もみをじかまきする試験を茨城県稲敷市内で公開した。

試験は同市内の水田で繰り広げられた。特殊な加工を施した種もみ約4キロを積んだ農業用ドローンが、約4千平方メートルの広さを自動操縦で往復してじかまき。作業は5分足らずで終了した。自治体職員や農家ら約100人が様子を見守った。

同研究会によると、ドローンを使ったじかまきには、苗を育てる時間を省けたり、人手不足を補ったりできるメリットがあるという。

水耕作業請負などを手がけるエヌエスファーム(同市)の助川功将社長は試験の企画に携わり「ドローンによる種まきは楽。機器も重要な戦力だ」と語った。

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