コロナ衰勢を奉告 高岡・射水神社、珠洲地震の収束も願う

四方拝を奉納する巫女=高岡市の射水神社

 射水神社(高岡市)の「新型コロナウイルス感染症衰勢奉告祭」は8日、同神社で営まれた。新型コロナの感染症法上の位置付けが5類に移行した旨を奉告し、5日に発生した珠洲地震の一刻も早い収束を祈った。

 松本正昭宮司が祝詞を奏上し、鈴と扇を持った巫女が神楽「四方拝(しほうはい)」を奉納した。神前には「越中獅子の祖」とされ、疫病退散の御利益があると伝わる源太(げんだ)夫(い)獅子(じし)を奉安し、屠蘇酒(とそしゅ)を供えた。

 同神社では2020年から、疫病を鎮める「鎮花祭」を営んだほか、参拝者に「疫病退散神符」や「屠(と)蘇散(そさん)」を授与してきた。本殿に奉安していた源太夫獅子は、同日に宝物殿に戻された。

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