東京・中野で味わう会津ご当地グルメ!本場の味と愛が詰まった「そーすかつ丼」

旅人へひとこと

会津のご当地グルメを堪能した、『東京・中野』でのランチタイムをご共有します。

この日やってきたのは『東京・中野』

福島県会津地方のご当地グルメ「ソースカツ丼」──

その丼を愛し、本場会津で修行されたという店主さんが切り盛りするお店が、ここ中野に在るということでやってきました。

そのお店が、こちらの『まがりそーす』さんです!

お店は、JR中野駅北口から歩いて5分少々。『中野ブロードウェイ』を抜けてすぐの所に在ります。紅白の暖簾をくぐり、階段を上がって、お店のある2階へと向かいました。

なお、筆者の訪問は、平日a.m.11:30すぎ。お昼の開店直後、腹を空かせ準備万端な状態で足を運んだ次第です。

「伝統会津ソースカツ丼の会」で、“会津外”唯一の加盟店

本場会津で食堂を経営する方々が集まり、2004年に結成された「伝統会津ソースカツ丼の会」。「会津のソースカツ丼をこよなく愛するものを以て組織」されたこちらの会には、現在15のお店が加盟しています(2023年3月現在)。

会津に構えるお店が名前を連ねる中、“会津外”で唯一加盟店として認められているのが、今回オジャマした『まがりそーす』さんなんです。

《参考》伝統会津ソースカツ丼の会

https://aizu-katudon.com/

伝統会津そーすかつ丼

オーダーしたのは、こちらの「定番」。メニュー表には「ソースカツ丼」ではなく、「そーすかつ丼」とひらがなで表記されていました。「かつ(豚)」が丼からどうにもはみ出してしまっているビジュアルが、否応なく食欲を煽ってきます。

ちなみに、『まがりそーす』さんの「そーすかつ丼」は、地元会津の人気店『白孔雀食堂』さんの製法を受け継いだものだそうです。まさに本場の味をいただけるという期待感に、自ずと心が躍ります。

では、いただきます!

蓋を開けて対面叶った「かつ」は、とてもチャーミング。ハートを象ったようなそのフォルムが、なんだか可愛らしく思えてきます。

同時に、照りの良いソースの芳しい香りが、容赦なく空腹の胃袋を刺激してきました(汗)

お肉 × 衣 × ソースの3要素が絡み合う開幕!

噛み締めると同時になだれ込んでくるソース。お肉と衣はバラけることなく、ソースの濃ゆい甘味とキリッとした酸味に彩られ、唾液と共に旨味の塊と化します。また、衣からほのかに感じられるシャリッとした食感は、そっとやさしさを添えてくれるかのよう。

ちなみに、まな板の上でドンドンと叩かれ薄く調理されたお肉からは、歯がスゥッと引き込まれるような心地良い食感を感じられた次第。

そして、肝心のお米。ソースをほんのり纏った会津産のお米は、ほどよい固さで炊き上げられ、粒の輪郭をしっかり感じられる筆者好みの炊き上がり。同時に、千切りキャベツも巻き込んで、丼の中の美味な調和を生み出してくれます。

思わず「うまっ...」と声が漏れ出てしまいました。

ぜひ「辛子ソース」をお試しあれ。

店主さんから「もしよければ」と勧めていただいたのが、この「辛子ソース」。お言葉に甘えて存分に活用させていただきました。

かつを包み込んでいる甘じょっぱいソースと、マイルドな辛味を添えてくれる辛子ソース。これら2種のソースによる「甘 × 辛 = 旨コンツェルト」は、消費速度のギアを一段階、二段階と引き上げてくれること請け合いです。

食中、たまらず何度も“追い辛子ソース”してしまったことは、言うまでもありません。

福島の郷土料理「いか人参」も。

「いか人参」── 細切りの人参&するめ烏賊を醤油等々で甘じょっぱく味付けした一品は、福島の郷土料理の1つだそうです。小鉢でもしっかり“福島”を感じさせていただける、と。

それにしても、これは日本酒あたりが欲しくなってくる......

ちなみに、店主さんから「昼から呑めますよ」とお聞きしたのは、お会計後のことでした...。こちらには福島のお酒がバリエーション豊富に揃っているようなので、呑める方はぜひに。

福島・会津を感じられる美味なランチタイムに感謝して──

会津のご当地グルメ「ソースカツ丼」。東京に居ながらにして本場の味わいを楽しめるのは、本当にありがたいばかりです。同時に、ぜひ会津にも足を運ばねば!と思わせてくれる、食後の良い余韻に包まれる午後。

「おいしかったです」とお伝えした際の、店主さんの笑顔がとてもステキでした。

それでは、この美味な出会いに感謝して。

ごちそうさまでした!

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まがりそーす

〒164-0001 東京都中野区中野5丁目50−6 総芸研ビル 2F

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*この記事は2023年2月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:ヤマネコ

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