コロナワクチン春接種始まる 水戸市、医療従事者から

新型コロナワクチンを接種される医療従事者(左)=水戸市笠原町

水戸市は8日、新型コロナウイルスワクチンの23年度分の接種を開始した。最初は主に医療従事者が対象となった。一般の65歳以上は既に送付された接種券を通じ、同日から接種予約を受け付け、22日から市内49医療機関で接種を実施する。接種に自己負担はない。

同市笠原町の岩崎病院では、初日の接種が報道関係者に公開された。接種したのは岩崎秀生院長(68)や病院スタッフら3人で、ファイザー製のオミクロン株対応ワクチンを使った。1日最大120人は接種可能という同病院では、早速、22日からの一般の接種予約がほぼ埋まっていた。

岩崎院長は「私たち医療従事者がかかるわけにはいかない。新型コロナが5類に移行しようと、接種の態勢は変わらず続ける」と強調した。

水戸市は、今回の「春接種」を8月末までと期間を定める。5~64歳は市から発送された接種券発行申請書を通じ、発行の申請を受けてから接種券の発送となる。接種予約はインターネットでの専用サイトなどで受け付け、接種券の発行申請については、いばらき電子申請・届出サービスなどで対応している。

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