パイレーツの連敗は7でストップ ケラーがキャリア初の完封勝利

【ロッキーズ0-2パイレーツ】@PNCパーク

パイレーツは7回裏にロドルフォ・カストロの4号2ランで均衡を破ると、先発のミッチ・ケラーが9回を103球で投げ切り被安打4、与四球1、奪三振8と圧巻の投球でキャリア初の完封勝利。2対0でロッキーズを下して連敗を7でストップした。ケラーは4勝目(1敗)をマークし、ロッキーズ先発のカイル・フリーランドは7回2失点の好投も4敗目(3勝)を喫している。

7連敗で地区首位陥落の危機に立たされていたパイレーツは、7連敗中わずか9得点と不振の打線にこの日もなかなか火がつかない。相手先発フリーランドの前にランナーこそ出すものの、6回まで内野ゴロ併殺が2度、三振&盗塁失敗の併殺も2度で計4併殺とちぐはぐな攻撃となってしまう。それでもケラーがロッキーズ打線相手に三塁すら踏ませない快投を見せると、7回裏にロドルフォ・カストロの2ランが飛び出しついに先制に成功。ケラーは球数96で迎えた9回のマウンドもわずか7球で片づけるなど、最後まで相手打線を寄せ付けなかった。

今季はキャリア初の開幕投手を任されるなどエースとしての活躍が期待されるケラーだが、圧巻の完封劇で連敗を止め、防御率2.72、イニングを上回る56奪三振をマークするなど見事にその期待に応えている。2019年に有望株としてメジャーに昇格したものの、故障や球速低下により思うような活躍を見せられなかったケラーだが、球速を取り戻した昨シーズンは後半戦の防御率3.09とついに開花。今季はさらに安定感を増した投球で地区首位に立つチームを牽引しており、2015年以来のポストシーズン進出へ欠かせない存在となっている。

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