SUM 41が解散を発表、27年のバンド活動に終止符

現地時間2023年5月8日の朝、SUM 41が27年間に及ぶバンド活動に終止符を打つことをファンに伝えた。

フロントマンのデリック・ウィブリー、オリジナル・ギタリストのデイヴ・バクシュと長年のベーシストのジェイソン・マクキャスリンを含むバンドは、SNSに投稿した声明で「1996年以来、SUM 41として活動することは、自分たちの人生においていくつかの最高の瞬間をもたらしてくれました」と前置きした。

「自分たちのことをあらゆる方法で支えてくれた新旧ファンの両方に永遠に感謝しています」とバンドは続け、「皆さんに対する愛と尊敬を言葉にするのは難しいですが、まず自分たちの口からこれを伝えたかったです。SUM 41は解散します。年内に予定されているすべてのツアー日程は行いますし、最後のアルバム“Heaven :x: Hell”をリリースすること、今作を記念した最後のワールド・ヘッドライン・ツアーを行うこと楽しみにしています」と綴り、詳細が近々発表されることを約束した。

「skumfuksのみんなにツアーで会えることが楽しみですし、未来が各メンバーにもたらすものにワクワクしています。これまでの27年間をありがとう」という言葉でメッセージは締めくくられている。

1996年に結成したSUM 41は、2001年にデビュー・アルバム『オール・キラー・ノー・フィラー』をリリースした。本作には、当時米ビルボード・モダン・ロック・ソング・チャートで首位を獲得したバンドのブレイク作で代表曲の「Fat Lip」、ファン人気の高い「In Too Deep」「Motivation」などが収録されていた。その後も、2002年の『ダズ・ディス・ルック・インフェクテッド?』をはじめ、『チャック』(2004)、『アンダークラス・ヒーロー』(2007)、『スクリーミング・ブラッディ・マーダー』(2011)、『13 Voices』(2016)、『Order in Decline』(2019)など数々の作品を発表している。

昨年、シンプル・プランとの【Blame Canada】全米ツアーを発表した直後、SUM 41はお馴染みのポップ・パンク・サウンドに焦点を当てた“Heaven”、近年のブラック・サバスやメタルに影響を受けた方向性を表現した“Hell”から構成されたダブル・アルバムのリリースを発表していた。

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