東京都足立区の東武鉄道西新井駅の券売機付近で8日に破裂したコーヒー缶を警視庁が簡易鑑定した結果、中身は強アルカリ性洗剤の可能性が高いことが9日、西新井署への取材で分かった。署によると、缶はアルミ缶で、化学反応を起こして破裂したとみて詳しい状況を調べている。
署によると、缶を置いたとみられる中国籍の男性(49)は任意の事情聴取に「破裂は故意ではない。勤め先の洗剤を家で使うため缶に入れた」と説明している。
近くにいて顔と下半身に液体がかかった20代女性がけがをし、女性を介抱した20代の女性駅員も左手の指に違和感を訴え、病院に搬送された。