珠洲市、災害ごみ受け入れ開始 震度6強以降も地震続く

災害廃棄物の受け入れが始まり、収集場所に持ち込まれたごみ=9日午前、石川県珠洲市

 震度6強の地震に見舞われた石川県珠洲市は9日、同市蛸島町の市営野球場の敷地を使い、災害廃棄物の受け入れを始めた。住民は壊れた家具や食器、ガラスといったごみを車で運び込んだ。珠洲市では9日午前5時14分ごろにも震度4が発生するなど、5日の震度6強以降も地震が相次いでいる。

 市内では家屋のがれきの他、壊れた家具の破片などが大量に出た。住民から大規模な受け入れ場所の開設を求める声が上がっていた。

 瓦やガラスを乗用車で持ち込んだ60代女性は「量が多く、軽トラックも持っていないので明日以降も、ここに来ないといけない。(地震が多く)珠洲にいるのが嫌になってきた」と語った。

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