航空運賃の高騰でイギリスから福井県への生徒招聘中止 相手校から申し出、坂井市教育委員会が明らかに

 福井県坂井市教育委員会は5月8日、本年度の国際交流事業における英国ウェールズ・カーディフ市の学校からの生徒招聘を中止することを明らかにした。

 同日の市議会定例協議会で理事者が説明した。

 ロシアのウクライナ侵攻など、世界情勢の変化に伴う航空運賃の高騰を受け、相手校から参加見送りの申し出を受けた。6月下旬から7月上旬の10日間で、中高生25人程度を受け入れる予定だった。

 交流は旧三国町時代から続いており、生徒を相互派遣しているが、2019年を最後に現地での交流は行われていない。代わりに本年度も、学校や地域を紹介するビデオの交換や、オンラインによる交流を行う。

© 株式会社福井新聞社