阿部兄妹、世界選手権そろって2連覇 斎藤知事が祝福コメント「大きな夢与えてくれた」 兵庫

斎藤元彦知事

 カタールのドーハで開かれている柔道の世界選手権で、神戸市出身の阿部一二三選手(パーク24、神港学園高出身)と、阿部詩選手(パーク24、夙川高出身)がそろって2年連続4度目の優勝を果たしたのを受け、兵庫県の斎藤元彦知事は9日、「2人の活躍にあらためて拍手を送ります」と祝福のメッセージを出した。

 男子66キロ級で決勝に進んだ一二三選手は、延長戦の末に宿敵の丸山城志郎選手を破って頂点に。女子52キロ級の詩選手は、5試合オール一本勝ちという豪快な柔道で金メダルを手にした。

 メッセージで斎藤知事は「2人が柔道家として互いに尊敬し合いながら、良きライバルたちと切磋琢磨(せっさたくま)し、活躍される姿は、大舞台での活躍を目指す子どもたちに大きな夢を与えてくれた」と感謝し、県としてスポーツを通じた地域活性化や、若い選手を育む環境整備に力を尽くすとした。

© 株式会社神戸新聞社