古座川に稚アユ放流 6月1日の釣り解禁に向け

バケツを使って稚アユを放流する明神小学校の児童(和歌山県古座川町一雨で)

 和歌山県古座川町佐田の七川ダムより下流の古座川本流や支流を管轄する古座川漁協はこのほど、各地に稚アユ計約500キロを放流し、地元の小学生が手伝った。

 6月1日に予定しているアユ釣り解禁に向けた取り組みで、今季の放流は4月6日に続いて2回目。

 同町一雨ではこの日、近くにある明神小学校(布引伸幸校長、12人)の全校児童が放流を体験。バケツに入れて運ぶなどし、全長10センチほどの稚アユを川に放った=写真。

 1年生の土井叶愛さん(7)は「大きくなってね」と笑顔。漁協理事の後美伸さん(66)は「体験を通して川に親しみ、大きくなったらぜひアユ漁をやってほしい」と話していた。

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