五月病、2人に1人以上が経験 会社員対象の民間調査

8日午前、雨の中をマスク姿で通勤する人たち=JR東京駅前

 会社員や公務員の2人に1人以上が「五月病」を経験―。ソフトバンクの子会社ヘルスケアテクノロジーズ(東京)の調査で、こうした傾向が分かった。大型連休明けに新型コロナウイルスの法的位置付けが「5類」に変更された。出社が増え、対面コミュニケーションに苦労する人が少なくないとみられ、企業や組織で相談態勢を整える必要がありそうだ。

 会社員ら1276人を対象にインターネットで3月に調査した。五月病は、大型連休後に心身にさまざまな不調を感じる状況とされる。「五月病になったことがあるか」との設問に対する回答は「確かにある」が22.8%、「あると思う」が32.8%だった。

© 一般社団法人共同通信社