イスラエルがガザ空爆13人死亡 過激派標的、子どもも犠牲に

イスラエル軍の空爆により破壊されたパレスチナ自治区ガザの建物=9日(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル軍は9日、パレスチナ自治区ガザにある過激派「イスラム聖戦」の拠点を空爆し、ガザ保健当局によると、13人が死亡し20人以上が負傷した。軍はイスラム聖戦幹部3人を標的にしたと発表、いずれも死亡したが子どもを含む民間人も犠牲になった。イスラム聖戦の反発は必至で情勢悪化が懸念される。

 イスラエルの刑務所で今月2日、イスラム聖戦幹部が約90日のハンガーストライキの末に死亡。イスラム聖戦などが同日、多数のロケット弾を発射しイスラエルで3人が負傷した。軍によると、今回の空爆はこのロケット弾攻撃に対する報復で、幹部3人の隠れ家のほか武器製造施設などを破壊した。

イスラエル軍による空爆で救急搬送される被害者=9日、ガザ(ロイター=共同)

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