タイ元首相タクシン氏7月帰国も 国外逃亡中、「孫の世話のため」

タイのタクシン元首相

 【バンコク共同】タイのタクシン元首相(73)は9日、ツイッターで「孫の世話をするため7月の誕生日までに帰国することを決めた」と投稿した。汚職罪で実刑判決を受けて国外逃亡中のタクシン氏は、共同通信とのインタビューで年内にも帰国する意向を示していた。

 5月14日に実施されるタイ総選挙で勝利が見込まれる最大野党の首相候補で、タクシン氏の次女ペートンタン氏は1日、長男を出産したばかり。タクシン氏はツイッターで「もう17年近く家族と離れ離れだ。私も年を取った」と投稿し、74歳となる7月26日の誕生日までに帰国すると述べた。

 実刑判決については、「司法手続きを受ける」と覚悟を示した。

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