アントニオ猪木さんの金貨が登場 生誕80周年記念 展示ケースには詩「道」をデザイン

昨年10月に79歳で死去したアントニオ猪木さんの金貨が登場した。インペリアル・エンタープライズ社が猪木さんの生誕80周年を記念した「アントニオ猪木生誕80周年記念公式カラー金貨」を、PREMICOオンラインショップで予約販売中。「1、2、3、ダー!」の掛け声にちなみ、法定貨幣としては異例の123枚限定。購入者には12月下旬から順次届けられる。

不屈の精神で時代と格闘した希代のプロレスラー、アントニオ猪木の生誕80周年を記念して、クック諸島から異例の記念金貨を限定発行。最高品位.9999の純金に最新のカラー鋳造技術を駆使し、猪木のファイティングポーズと「闘魂」の2文字が、精緻な浮き彫りとともに刻まれた。

法定貨幣の証であるコインの発行証明書が付属。金貨はエリザベス2 世の肖像がおもてに刻まれ、透明カプセルに封入される。材質はカシュー塗りMDFに金彩蒔絵。収納展示両用の二曲屏風仕立ては、現役引退時に発表した詩「道」がデザインされた。価格は税抜49万9800円。

アントニオ猪木(本名・猪木寛至=いのき かんじ)さんは1943年2月20日、横浜市生まれ。1957年、家族とともにブラジルに移住。1960年、力道山にスカウトされて帰国、日本プロレスに入団する。その後、東京プロレス、新日本プロレスを旗揚げし、プロレスの黄金時代を牽引。プロボクシング王者モハメド・アリ、格闘技の英雄アクラム・ペールワンらと「格闘技世界一決定戦」を行ない、世界に勇名を轟かせた。1989年、参議院選挙に初当選。プロレスラー初の国会議員として湾岸戦争前夜のイラクと交渉し、日本人人質解放に貢献するなど、国際的な知名度を生かした独自外交を展開する。1998年、現役引退。2013年、参院選で再当選。2019年、政界引退。2022年10月1日逝去。「従四位」「旭日中綬章」受章。

アントニオ猪木 生誕80周年記念公式カラー金貨「燃える闘魂」のポスタービジュアル

(よろず~ニュース編集部)

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