
大相撲夏場所(14日初日・両国国技館)で大関昇進を目指す霧馬山の他、豊昇龍と大栄翔の3関脇が9日、東京都墨田区の時津風部屋に出稽古し、熱のこもった申し合いを繰り広げた。最多の22番を取って13勝9敗だった霧馬山は「もう少しやりたかった。久々にいい稽古ができている」と満足そうに汗を拭った。
豊昇龍は霧馬山との手合わせを求め、7番の直接対決は3勝4敗だった。ともにモンゴル出身で、対抗心をむき出しにした攻防となり「全部がいい感じ。良かった」と白い歯をのぞかせた。
大栄翔は「自分の中ではいつもより稽古できている感覚はある」と充実感を漂わせた。