南アルプス赤石岳で遭難の男性を救助 連絡から4日 落石で40m滑落も自力で避難小屋へ

5月5日に南アルプスの赤石岳を単独で登山中に滑落し、避難小屋で救助を待っていた男性が9日、静岡県警の救助隊などによって無事助け出されました。

救助されたのは、横浜市旭区の保育士の男性(25)です。警察によりますと、保育士の男性は5月5日午前、南アルプスの赤石岳を単独で登っている途中、落石が足にぶつかって40mほど滑落しました。

男性は命に別条はありませんでしたが、自力で下山するのが困難となり、自ら警察に救助要請をした上で近くの避難小屋まで歩き、救助を待っていました。7日には静岡市消防の救助隊員から食料などの支援を受けていたということです。

男性は9日、避難小屋で静岡中央警察署山岳遭難救助隊の隊員4人に救助され、長野県警のヘリで松本市内の病院に搬送されました。警察によりますと、男性は左足をねん挫したほか、両腕に打撲や擦り傷を負っていたということです。

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