浜松まつりで騎馬武者行列を行った俳優の松本潤さんが、一緒に参加した子どもたちに差し入れた弁当が話題となり、担当した仕出し料理店に問い合わせが相次いでいる。
（松本潤さん）
「徳川家臣団、出陣じゃ～」
「お～～！」
５月５日、浜松市の中心街に６８万人もの人出をもたらした騎馬武者行列。その行列の３時間ほど前。
（松本潤さん）
「きょうはこどもの日ということで、何か力を合わせることはできないかと思って、浜松市の皆さんに協力していただいて、浜松市の名産を詰め込んだお弁当をご用意させていただきました。地元を盛り上げられるお祭りパレードになったらと思う。今から配るので食べて一緒に頑張りましょう」
松本潤さんら参加者４人が、一緒に参加する小学生と高校生ら２５０人に特製のお弁当を差し入れたのだ。
うなぎご飯や三ケ日牛のすきやきなど、浜松の名産品をふんだんに使った豪華なお弁当。松本潤さんが監修し、全額ポケットマネーで振舞ったとあって、大きな話題となった。
この弁当を作ったのは浜松市の仕出し料理店と聞いて、訪ねてみると…
（竹泉 木俣昭彦 社長）
「今回、浜松まつりの時に松潤さんがオリジナルでつくった監修したお弁当の問い合わせのメールですね」「『松本潤さんが監修したお弁当は今後、販売のご予定はありませんでしょうか』メールだけで５０通くらい、今までこんな一つのお弁当に反響はなかった、すごいなって」
「同じお弁当を食べたい」という電話やメールが、これまでに１６０件以上寄せられていたのだ。気になるのは このお弁当がどうやって誕生したのか―。浜松市を通じて注文が入ったのは４月上旬だったという。
（竹泉 木俣昭彦 社長）
「５月５日は繁忙期になるので、どうしても５日にオリジナルのお弁当を作るのはなかなか難しい面はあったんですけど、たっての松本潤さんの浜松愛、オリジナルの弁当を出したいという気持ちが伝わってきたので協力してなんとかやりましょうとお弁当を作ることになりました」
松本潤さんからは「子どもたちに地元食材の魅力を伝えたい」「浜松の食材だけで作りたい」とリクエストがあり、ほぼすべて浜松産で作り上げたという。是非、食べてみたいところだが今は販売していないとのこと。現在は浜松市などと販売を目指して調整を進めているという。
（竹泉 木俣昭彦 社長）
「浜松の食材などを全国に知ってもらえたということを含めてよかったなと思っています」「販売できるかたちをとれるように交渉している段階で、それがまとまり次第、ホームページなどでご報告したいと思っています」
浜松に多くの人出と活気をもたらした騎馬武者行列。その興奮は、まだまだ冷めやらぬようだ。
