労組代表にパート雇い止め通告 パタゴニア、無期転換前に

 アウトドア用品「パタゴニア」日本支社が、労働組合代表の女性パート従業員に対し、年内限りでの雇い止めを通告したことが9日、労組への取材で分かった。「不当な雇い止め」と主張し、撤回を求める方針。

 会社側は「従業員個人に関わる事項に関しては答えられない」としている。

 代表の藤川瑞穂さん(51)によると、2019年4月に入社し、来春で勤続5年を迎える予定だった。だが先月下旬、札幌市内の勤務先の店長と面談した際、勤務評価が無期転換を認める基準に達していないとして、今後は半年ごとの雇用契約を更新しない意向を告げられた。現在の契約が満了する6月末か、12月末での退職を求められたという。

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