JRが訓練 事務系社員も「不測の事態」に備える G7広島サミットに向けて

JR西日本は、来週に迫ったG7広島サミットに向け、間接部門の社員を対象に、列車内で不測の事態に遭遇した場合に備えた訓練を行いました。

9日、訓練に参加したのは、ふだん、事務系の仕事を担当している社員などおよそ30人です。列車の運行には直接関わらない間接部門の社員に対して訓練を行うのは、今回が初めてだということです。

社員たちは、乗っていた列車に刃物を持った人が現れるなど不測の事態が起きたときの対処法として、非常ボタンの使い方や緊急時の扉の開け方などを確認したほか、トイレや座席の下は不審物が置かれやすいということなどを学びました。

訓練に参加した社員
「こうした訓練が初めてだったので、いろいろと勉強になりました。少しでもお客さまに安心していただけるように、自分が乗客の身であっても乗務員と協力しながら、速やかに動いていければと思う」

JR西日本 中国統括本部 原祥晃 さん
「ふだん、デスクワークの多い間接部門の社員ではあるが、現場の社員と同じように車両の構造や安全のルールを学ぶ、いい機会になったと思う」

JR西日本は、今後も同様の訓練を実施していくとしています。

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