ビルトインこんろに業界初の機能、レンジフードは手入れ10年不要 ノーリツ新商品、杉浦太陽と辻希美夫婦も体験

厨房機器の新商品発表会に出席した腹巻知社長(左)と、杉浦太陽さん(右)、妻の辻希美さん(ノーリツ提供)

 給湯器大手のノーリツ(神戸市中央区)は9日、調理中に鍋やフライパンの底の温度が表示される業界初のビルトイン(組み込み)式ガスこんろやレンジフードなど厨房機器の新商品を発表した。8月1日に発売する。

 こんろの新シリーズ「Orche(オルシェ)」(27万4340円~)は調理中に鍋底などの温度を表示し、火力を自動調整して安定した調理をサポートする。バーナーの熱効率を高め、二酸化炭素(CO2)排出量の約12%削減が見込める。自社のビルトインこんろの中で40%を占めるまで販売台数を伸ばしたいという。

 一方、レンジフード「easia(イージア)」(25万7950円~)は、ファンの手入れが10年間不要で、音も静か。こんろと連動してレシピ情報の送信や遠隔で使用状況が確認できるアプリも配信する。

 都内での発表会で、腹巻知社長は「家事の負担軽減はもちろん、誰もが調理を楽しめるようになることを目指し、社会課題解決につなげたい」と話した。会場には、俳優の杉浦太陽さん(42)と、妻でタレントの辻希美さん(35)も登場。実際に調理を体験していた。(赤松沙和)

© 株式会社神戸新聞社