障害時に予備回線を相互提供 ドコモとKDDI

 携帯電話大手のNTTドコモとKDDI(au)は9日、通信障害や災害時の備えとして、自社のスマートフォン利用者が相手側の予備回線を使えるサービスの提供を6月以降開始すると発表した。KDDIとソフトバンクの間では既に同様のサービスが始まっており、非常時でも生活に欠かせない通信を確保しやすくなる。

 契約する回線がつながりづらい時に、電話やメール、スマホ決済などを相手側の回線で利用できる。ドコモは個人と法人を対象に6月1日から、KDDIは法人のみを対象として6月以降にサービスを始める。

 両社ともオプションの「副回線サービス」として提供する。

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