「安心感あれば実用化へ」自動運転の電気自動車 静岡市が初の実証実験 市街地をゆっくりと

静岡市で初めてとなる自動運転の実証実験が始まっています。実用化を目指し、人通りの多い駿府城公園の周辺などを走ります。

<竹川知佳記者>

「お堀沿いを走っている車、実は自動運転で走る電気自動車なんです」

新たな移動サービスの実現に向けて4月末から始まった自動運転の実証実験。静岡市が企業や大学などと連携して実施しました。

実証実験の初日には静岡市の難波喬司市長も乗車し、駿府城公園の周辺での走行を体験しました。カメラやセンサーを搭載した電気自動車を使い、最高速度19kmで市街地を走ります。難波市長は、静岡市民文化会館に設置された遠隔コントロールセンターも見学しました。

<静岡市 難波喬司市長>

「安全運転上の確認、ここでは何を確認している?」

遠隔センターでは運転手の死角をモニターで確認するなどして、危険がないか常に監視しています。

<静岡市 難波喬司市長>

「安心感をもっていただけると実用化になりやすい。市としてこういう取り組みをもっとやっていく。市民の皆さんの応援、ご理解を得らえれればいい」

この実証実験は10日まで行われます。

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