20日にアルゼンチンで開幕するサッカーのU―20(20歳以下)ワールドカップに日本代表として出場するJ2ファジアーノ岡山のMF佐野航大(19)=津山市出身=とFW坂本一彩(19)が9日、岡山市の政田サッカー場で取材に応じた。佐野は「ミスを恐れずチャレンジし、優勝したい」、坂本は「ゴール前でどんどん仕掛け、自分の名前を売る」と抱負を語った。
岡山県出身者では2005年大会(前身のワールドユース)の苔口卓也氏(光南高出)以来の選出となった佐野は「強みであるハードワークやボールを持った時のアイデアがどれだけ通用するか試したい」。22年に鳥取・米子北高から入団し、J2通算38試合5得点と主力に定着した実力を存分に発揮するつもりだ。
「1点でも多くゴールを取ってくる」と意気込む坂本は予選に当たる3月のアジア・カップ(ウズベキスタン)で全5試合に出場し2得点。帰国後は故障で別メニュー調整が続いていたが、順調に回復しており、「成長した姿で(岡山に)戻ってきて、チームに必ず貢献する」と話した。
将来のスター候補が集結し、世界への登竜門とされる大舞台。海外でプレーすることを最終的な目標に掲げる2人は「活躍して世界にアピールしたい」と口をそろえた。10日から代表に合流する。
大会は24チームが6組に分かれて1次リーグを行い、C組の日本は21日の初戦でセネガルと当たる。