ベトナムカフェ開設へ 北陸ミサワ、月内にも

ベトナムのコーヒーや雑貨を販売するカフェの完成イメージ

  ●創業55周年記念事業

 住宅メーカーの北陸ミサワホーム(金沢市)が月内にも、本社近くの空き店舗で、ベトナム産コーヒーなどを提供するカフェ兼ギャラリーを開設する。同社グループは長年、現地で草の根交流を続けており、創業55周年の記念事業として企画した。

 カフェ兼ギャラリーは本社から約50メートル離れたコンビニ併設の路面店となる。店舗面積は約70平方メートルで、カフェとギャラリーで半分ずつを使用することから「ニブンノイチ」と名付けた。

 カフェでは、ベトナム・ダラット高原産で無農薬栽培の「ダラットコーヒー」やベトナム雑貨などを提供する。ギャラリーでは金沢美大生らの作品展を開催する。

 石川労働局によると、昨年10月時点で、石川県内の外国人労働者は1万1450人。このうち、ベトナム国籍が最も多い4321人で、全体の37.7%を占める。林諭髙社長は「市民だけでなく、ベトナム人同士もカフェで交流の輪を広げるような場になってほしい」と期待を込めた。

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