富山市西笹津の住民らでつくる「御手植え杉を守る会」と県神社庁の清掃活動は9日、昭和天皇が同地区にお手植えしたタテヤマスギの周辺で行われ、住民や神職ら37人が環境美化に励んだ。
参加者は、雑草を刈り取ったり、お手植え杉付近にある表面に小石が付いた岩「さざれ石」への遊歩道の整備をしたりした。
県神社庁によると、昭和天皇が1947(昭和22)年11月に巡幸で訪れた際、タテヤマスギ3本を植樹された。
今回は、インターネットで西笹津での清掃活動を知り、関心を持った埼玉県川口市の杉山隆志さん(71)が初めて参加した。杉山さんは「地元の皆さんが一生懸命手入れしており、きれいに整備されていると感じた」と話した。