100万ドルを賭けた「シーディング・ザ・フューチャー・グローバル・フードシステム・チャレンジ」の募集を6月1日より開始

シカゴ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 食の科学とその応用をグローバルなフードシステム全体で推進する非営利学術組織である食品技術者協会(IFT)とシーディング・ザ・フューチャー財団は毎年恒例の「シーディング・ザ ・フューチャー・グローバル・フードシステム・チャレンジ」を開催します。本チャレンジは、非政府組織(NGO)、非営利団体、社会的企業、大学、研究機関ならびに小規模な新興企業に属する科学者、エンジニア、イノベーター、起業家、多くの専門分野にわたる学際的なチームを募集し、世界の食料システムの変革に貢献する画期的なイノベーションを提案してもらうものです。

今年で3年目を迎える本チャレンジでは、シードグランツ(各2万5000ドル)、グロースグランツ(各10万ドル)、シーディング・ザ・フューチャー大賞(各25万ドル)を通じて、100万ドルの助成金と賞金が授与される予定です。昨年は以下の提案がグロースグランツと大賞を受賞しました。

  • ルワンダにおける卵の栄養強化とコストダウンのために、ブラックソルジャーフライ(アメリカミズアブ)の幼虫を鶏の飼料として商品化。(未来のための食糧システム
  • ハイチのピーナツをはじめ、小自作農のサプライチェーンからの危険なアフラトキシンの排除。(アチェーゾ
  • 気候変動に伴う世界の食糧増産に向けて、無肥料栽培と魚の養殖を組み合わせたアクアポニックス普及の加速。( INMED 子どもたちのためのパートナーシップ
  • 農村開発において、改善された農業技術と実践へのアクセスを可能にする、地域主導の太陽光発電式低温貯蔵プログラム。(スマート・ビレッジ・リソース・グループ
  • アメリカ合衆国郵便公社を活用した農家から玄関先までの新鮮な食材の配達。(世界自然保護基金

「グローバル・フードシステム・チャレンジ 」は、世界の食のコミュニティに対する、行動への呼びかけを意味しています。8億4000万人以上もの人々が慢性的な飢餓、深刻な栄養不足、極度の貧困に苦しんでいる一方で、世界では毎年30%以上の食料が浪費されています。気候変動や紛争、貧困は、先進国、発展途上国にかかわらず、多くの人々が安全で栄養のある食料に公平にアクセスすることを妨げています。私たちは、持続可能な食糧システムにつながる影響力のある斬新なイノベーションを早急に必要としており、それは消費者が信頼する健康的で手頃な価格の好ましい食糧へのアクセスを可能にします」 と、シーディング・ザ・フューチャー財団の創設者のベルンハルト・ヴァン・レンゲリッチは述べています。

応募の受付は6月1日から8月1日までで、参加希望者はこちらでガイドラインを確認し、応募の準備を始めてください。

2021年以降、学術・研究機関、非営利団体、新興企業の学際的なチームから75か国1500件以上の応募があります。本チャレンジは、シーディング・ザ・フューチャー財団が資金を提供し、IFTが主催しています。

IFTのCEOであるクリスティ・タランティーノ=ディーンは、「シーディング・ザ・フューチャー・グローバル・フードシステム・チャレンジは、食糧不安に対処し、世界の食糧供給の健全な未来を確保するというIFTの使命とコミットメントを反映したものです。私たちは、食品の革新と創意工夫を示す最も重要な媒体の一つで、ベルンハルト氏ならびにシーディング・ザ・フューチャー財団と再び提携できることに感激しています」と述べています。

詳しくは、ift.org/food-system-challengeご覧ください。さらにサポートが必要な応募者は、よくあるご質問をご覧ください。

食品技術者協会について

食品技術者協会(IFT)は、100か国以上から約1万2000人の個人会員が参加する世界的な組織で、食品科学の発展に寄与することを目的としています。1939年以来、IFTは、食品科学、技術、および関連する職業における俊英を学界、政府、および産業界から集め、世界最大の食糧問題の解決に取り組んでいます。IFTは、人口と世界の進化に伴い、メンバーが食品科学について学び、成長し、進歩するために必要な資金を確保するために活動しています。 IFTは、持続可能で安全、栄養価が高く、誰もが利用できる世界の食糧供給を確保するためには、科学が不可欠であると確信しています。詳細は、ift.orgをご覧ください。

シーディング・ザ・フューチャー財団について

シーディング・ザ・フューチャー財団は、「誰もが安全で栄養価が高く、手頃な価格で、魅力的で信頼できる食品を常に公平に入手できるべきである」という基本的価値観に基づく民間の非営利団体です。この財団は、世界の食糧システムをより持続可能なものに変え、人々の健康と環境に貢献できるような革新的な解決策を生み出すことを目指しています。当財団は、世界のフードシステムを改善するための頼もしいアイデアや影響力のあるイノベーション、発展途上地域における収穫後のロスを削減する技術、学術・研究における基礎的な取り組みに対して、シードファンディングとサポートを提供しています。詳細は、seedingthefuture.orgをご覧ください。

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