【ワシントン共同】バイデン米大統領は9日、連邦政府の借入限度額の引き上げを巡り、問題が長期化した場合は19~21日に開かれるG7広島サミットに出席できない可能性もあると言及した。議会が対応しなければ、米国債がデフォルト(債務不履行)に陥る恐れが6月1日にも迫っている。
バイデン氏は9日、ホワイトハウスに野党共和党マッカーシー下院議長ら上下両院の与野党トップらを招き会談したが、協議は平行線をたどった。バイデン氏は終了後、記者団に「(G7広島サミット欠席は)あり得るかもしれないが、そうはならないだろう」と強調した上で「私は(G7広島サミットに)引き続き関与する」と述べた。