ロシア侵攻、国際法廷設置を ウクライナ、改めて要請

記者会見するEUのフォンデアライエン欧州委員長(左)とウクライナのゼレンスキー大統領=9日、キーウ(ゲッティ=共同)

 【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、ロシアによるウクライナ侵攻の罪を裁く国際的な特別法廷の設置が必要だと改めて強調した。第2次大戦後にナチス・ドイツの戦犯を裁いたニュルンベルク裁判を引き合いに「司法は国際的な結束を示さなければならない」と述べた。大統領府が発表した。

 ロシアの首都モスクワでは9日、ソ連が第2次大戦でナチスに勝利したことを祝うパレードが行われた。ゼレンスキー氏は同日にウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問した欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長らに、特別法廷設置への支持を求めた。

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