バスケB2・長崎ヴェルカ A千葉と勝負 12日からプレーオフ準決勝 ライバル倒しB1昇格へ!

熊本との準々決勝、攻守両面で献身的なプレーを披露したヴェルカの松本。準決勝も一人一人がハードに走り続けて勝利をつかみにいく=佐世保市体育文化館

 バスケットボール男子のBリーグ2部(B2)プレーオフ(PO)は12~15日、各地で準決勝が行われる。長崎ヴェルカは千葉市の千葉ポートアリーナでA千葉と対戦。2戦先勝方式で、ここを突破すれば悲願のB1昇格切符を手にする。相手はともに参入1年目だった昨季のB3リーグからしのぎを削ってきたライバル。熱い戦いが予想される。
 昨季のB3はヴェルカが優勝、A千葉が2位でそろってB2昇格を決めたが、直接対決の成績は2勝2敗。B2に上がった今季はヴェルカが1勝3敗と負け越している。ヴェルカは西地区2位、A千葉は東地区1位のため、今回はA千葉のホーム戦。会場の雰囲気を含めて、ヴェルカは厳しい戦いを強いられそうだ。
 準々決勝は互いにホームの大歓声を背に2連勝で4強入り。熊本を下したヴェルカは第1戦で前半17点ビハインドを76-73で逆転すると、第2戦は一進一退の展開から、最後は88-76で振り切った。A千葉は青森に104-68、81-68で快勝している。
 A千葉との対戦はホームで連敗した2月の第20節以来。互いに手の内を知り尽くす中、攻守の要となる狩俣は「こういうしびれる場面で戦えることに縁を感じるし、楽しみというのが一番。すごくスコア力があるチームなので、そこをいかに止められるか。サイズがあって外国人選手の能力が高い。リバウンドも大事になる」と意気込む。
 B1昇格へのファンや関係者の思いも背負い、一人一人が最後まで走り抜くことも大きなポイント。チームの契約第1号選手として献身的なプレーを続ける松本は「どう戦うかも大事だけれど、ハードなヴェルカスタイルを表現して、気持ちで絶対に負けないことが一番」と闘志を燃やす。
 準決勝はこのほか、佐賀-西宮を佐賀市のSAGAアリーナで実施。A千葉-ヴェルカの試合は佐世保市のアルカスSASEBO(13、14日、要予約)などでパブリックビューイングも開催される。詳細はヴェルカのホームページから。

B2プレーオフトーナメント

© 株式会社長崎新聞社