40人の功績たたえる 茨城県庁で春の叙勲伝達式

大井川和彦知事から勲章と勲記を受け取る元鹿嶋市長の内田俊郎さん=県庁

春の叙勲伝達式が9日、茨城県庁で開かれ、4月29日付で発令された県内受賞者のうち、総務省と消防庁、厚生労働省関係の40人に大井川和彦知事から勲章と勲記が手渡された。

大井川知事は「本県は目覚ましい発展を遂げた。少子化や人口減少など厳しい地域の環境を乗り越えるため、豊かな経験を発揮しご指導いただきたい」と祝辞を述べた。石井邦一県議会議長は「希望の持てる次世代の人づくりが課題となる中、培われた経験を生かし、一層のご尽力をお願いしたい」とあいさつした。

旭日小綬章を受けたのは2人。元鹿嶋市長の内田俊郎さん(75)=鹿嶋市=は「市民協働の町づくりを進めてきた。市民や職員への感謝の思いでいっぱい」と喜びを表した。元取手市議の斉藤勝久さん(81)=取手市=は「今後も社会貢献を続けていきたい」と語った。

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