台湾便、熱烈歓迎-。新型コロナウイルス禍で3年2カ月中断していた花巻空港と台湾を結ぶ国際定期便の運航が10日、再開する。逆境が続いてきた観光業界にとって、「5類」移行に続く明るい材料。ニューヨーク・タイムズ効果で岩手県の注目度が高まっていることもあり、関係者は誘客ともてなしに力が入る。
花巻市湯本の花巻温泉(安藤昭社長)では9日、一足早く台湾からのツアー客が到着した。運航再開に備えて新たに用意した繁体字のパンフレットは、貸し切り風呂の利用方法やマッサージの受け方、南部鉄器の販売などを説明する。免税対応する敷地内のドラッグストアでは、日本人向けの品ぞろえから台湾で人気の商品に入れ替えた。