【カイロ共同】サウジアラビアとシリアの両外務省は9日、相手国での外交使節団の業務再開を決めたとそれぞれ発表した。両国の国営通信が伝えた。大使館などの再開時期には触れていない。アラブ連盟が7日、反体制派への武力弾圧で2011年に参加資格を停止したシリアの連盟復帰を決めたばかり。
サウジは11年以降のシリア内戦当初、反体制派を支援したが、急速にアサド政権との関係を改善している。サウジ外務省は、シリアでの外交業務再開は地域の安全と安定を強める狙いがあるとし、アラブ連盟の決定も考慮したと説明した。
サウジは12年3月、在シリア大使館の閉鎖を発表していた。