“ルーキーズ”の夕食会 勝みなみ「めちゃくちゃ心強い」同期とリフレッシュ

ロサンゼルスでオープンウィークも楽しんだ勝みなみ(撮影/桂川洋一)

◇米国女子◇コグニザント ファウンダーズカップ 事前情報(9日)◇アッパーモントクレアCC (ニュージャージー州)◇6656yd(パー71)

オープンウィークはロサンゼルスエリアを満喫した。トレーニングに精を出して過ごした前週、勝みなみが休養がてら足を運んだのはアナハイムのディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク。「(ディズニーが)もともと好きで、行きたくて。母(久美さん)も好きなんですよ」。中には1時間並んだアトラクションもあり、「一日じゃ回り切れない」と目を丸くした。

別の日には、焼き肉レストランで西村優菜と夕食をともにした。「いろんな話ができる。ゴルフの話はあまりしないかな…。やっぱりお互いに同じような悩みを抱えるというか、アメリカに来て、日本とはまた違う悩みを話したり。私もアドバイスをもらうし、自分も分かるところは優菜ちゃんに言ったり」。3月にスタートさせた海外遠征にはともに母が帯同。「お母さん同士も情報交換をしていると思います」という時間は振り返っても貴重だ。

2人は昨年末、最終予選会を通過してフルシードを持たないまま新天地に立った。勝にとって西村は2つ年下だが、同期の存在が「めちゃくちゃ心強い」と思える。「日本でも一人でこうやって飛び込んでやっていくのって難しい。こっちに来て、同じ国の選手がいるとすごく気持ちが楽になる」。15歳でアマチュア優勝を遂げ、右も左も分からないままツアーの世界に入った当時を振り返れば、そう実感するのも不思議ではない。

バンカーショットもチェック(撮影/桂川洋一)

今大会終了後に第1回のリシャッフル(出場優先順位の入れ替え)が行われる。年間ポイントレースで69位につけ、シーズン中盤の出場資格獲得は濃厚と見られても、「まずは予選を通過したい」と謙虚に目標と向き合う。開幕2日前までに18ホールのチェックを完了。「基本的には狭い。グリーン周りのラフも強くてアプローチが難しそう。グリーンは平均的に大きいのでピンの位置によっては、広く使いたい」と対策を練った。

今大会終了後に一時帰国するつもり(撮影/桂川洋一)

「ショットも練習ラウンドではすごくいい感じ」と生命線も徐々に納得のいく仕上がりに。「そこは自信を持って。今週が終わったら日本に(一時的に)帰る。それも楽しみにして、頑張りたいと思います」。頼もしい同期からの助言も、刺激も力に変える。(ニュージャージー州クリフトン/桂川洋一)

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