東証、一時100円超安 利益確定売りで反落

 10日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。前日終値からの下げ幅は一時100円を超えた。前日に300円近く値上がりし約1年4カ月ぶりの高値を付けた反動で、当面の利益を確定する売りが優勢となった。

 午前終値は前日終値比129円49銭安の2万9113円33銭。東証株価指数(TOPIX)は10.70ポイント安の2086.85。

 前日の米国株が下落したことも相場の重しとなった。米政府の借入限度額の引き上げを巡る問題が続いていることが懸念された。業績が堅調な銘柄や、株主への利益還元策を発表した銘柄には買いが入った。

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