山形大花火大会、霞城公園で打ち上げ 8月14日、ドローン使った企画も

山形大花火大会(2021年)

 山形大花火大会協議会(会長・佐藤孝弘山形市長)は9日、山形市男女共同参画センターで総会を開き、今年の大会を8月14日に市中心部で開催することを決めた。昨年に続き霞城公園を打ち上げ場所とし、新型コロナウイルス感染症の法的な位置付けが「5類」に移行したことを踏まえ、観覧席を増やし、より多くの人に楽しんでもらう。

 午後7時から約1時間、4部構成で9千発以上の花火打ち上げを計画する。打ち上げに先立ち、数百台のドローンの光で夜空を彩るオープニングイベントを初企画する。観覧席は公園東側の県民ふれあい広場に加え、新たにやまぎん県民ホール前のイベント広場にも設け、昨年から千人増の約2200人分を用意する。観覧席周辺の屋台やキッチンカーも多く出る予定。

 今年のテーマは「螢(ホタル)舞え」。準備段階から大会実行委員会メンバーがホタルの点滅のように継続して盛り上げを図り、本番を集大成とする―との思いを込めた。実行委員長の白田圭一山形青年会議所理事は「多くの市民に楽しんでもらうため今年も市中心部での開催を決めた。帰省客も含め思い出に残るイベントを、楽しみながらつくっていきたい」と話した。当日の模様はユーチューブで生配信する。

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