キッコーマンは5月10日、総菜のもとやつゆ類など計196品目を8月1日納品分から値上げすると発表した。希望小売価格を約4~20%引き上げる。原材料費やエネルギー価格の上昇が要因としている。
「うちのごはん おそうざいの素 すきやき肉豆腐」の希望小売価格を216円から238円に上げる。具入りの麺つゆ「具麺 牛だし肉ぶっかけ」は今の238円から256円にする。
同社は原材料価格やエネルギーコストの上昇分をコスト削減努力だけでは吸収できなくなったとしており、「今後も引き続きコスト削減などにより、生産性の向上を図っていく」と理解を求めている。
価格改定の対象商品改定内容
料理の素(キッコーマンうちのごはん・デルモンテ洋ごはんつくろ)=36点 希望小売価格で約10~12%の価格改定(価格引き上げ)
つゆ類(キッコーマン具麺)=7点 希望小売価格で約8%の価格改定(価格引き上げ)
たれ類(すき焼のたれ・焼肉のたれ等)=30点 希望小売価格で約4~16%の価格改定(価格引き上げ)
みりん類(マンジョウ本みりん、キッコーマン料理酒等)=24点 希望小売価格で約5~11%の価格改定(価格引き上げ)
中華調味料(オイスターソース・豆板醤等)=5点 希望小売価格で約10~20%の価格改定(価格引き上げ)
加工・業務用しょうゆ(粉末しょうゆ含む)=81点 *2023年4月1日納品分より価格改定実施点を除く
発酵うまみ調味料=8点
加工穀類=5点
同社は「希望小売価格はあくまで参考価格で、小売業の自主的な価格設定を拘束するものではない」としている。