地震の建物被害、石川で593棟 けがは37人に、震度6強

石川県の馳浩知事(右)から要望書を受け取る谷防災相=10日午後、県庁

 石川県は10日、能登地方で最大震度6強を観測した地震で、少なくとも県内の建物593棟で被害を確認したと発表した。うち住宅は全壊15棟、半壊13棟、一部破損514棟だった。石川県では1人が死亡。軽いけがをした3人が新たに確認され、けが人は富山県の1人を含む計37人となった。

 谷公一防災担当相は家屋倒壊や土砂崩れがあった珠洲市の現場を訪問。馳浩知事らと意見交換した。

 県は二次災害を防ぐため、珠洲市の1747棟を対象に実施した9日時点の応急危険度判定の結果も公表。249棟が「危険」、398棟が「要注意」、その他は問題なしだった。

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