ソフトクリームのコーンも米粉で 大元工房、小麦粉使わず香ばしく

岡山県産米粉のコーンを使ったソフトクリーム

 米粉パン専門店「大元工房」(岡山市北区野田)は、岡山県産米粉のコーンを使ったソフトクリームを販売している。小麦粉を使用しない「グルテンフリー」のコーンで、小麦アレルギーがあってもおなじみのソフトクリームが楽しめる。

 同店を経営する米粉製造販売のシーワン(同市南区福成)がコーン専用のブレンド米粉を開発した。同社によると、米粉は小麦粉より水分を吸収しやすく、コーンにしてソフトクリームをのせるとふやけてしまうという。グルテンフリーのパンを手がけてきたノウハウを生かし、複数の米粉をブレンドし、ふやけずウエハースのような軽い食感になる配合を編み出した。玄米粉を加え、香ばしさも出したコーンは兵庫県内のメーカーで製造している。

 発売は今年4月。ソフトクリームはバニラ、バニラとチョコレートのミックスなど4種類があり、いずれも300円(税別)。コーンだけでも販売しており、6個入り390円(同)。

 シーワン米粉事業部の田中満部長は「さっぱりとした口当たりでソフトクリームを引き立てるコーンに仕上がった。これからの暑い季節、小麦アレルギーの有無にかかわらず楽しんでほしい」と話している。

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