師匠「出るからには優勝」 照ノ富士の夏場所出場に見解

ゴムチューブを使ったトレーニングで汗を流す照ノ富士=東京都江東区の伊勢ケ浜部屋

 両膝痛などで4場所連続休場中の大相撲の横綱照ノ富士について、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は10日、夏場所(14日初日・両国国技館)の出場を改めて明言した。「出るからには優勝を目指して頑張らなくてはいけない。初日、2日目と順調に勝っていければ波に乗れる」と見解を示した。

 この日の照ノ富士は東京都江東区の伊勢ケ浜部屋ですり足やゴムチューブを使ったトレーニングなどで汗を流し、相撲は取らなかった。本人は取材に応じなかったが、師匠は「ちゃんと汗をかいているし、稽古をやれている」と語った。

 昨年秋場所を途中休場し、同10月には両膝を手術。検査や治療で通院もしている。

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