水泳飛び込み練習、部員が首の骨折る 茨城県立高 部活動中の事故

プール(資料写真)

茨城県教委は10日、県立高水泳部の飛び込み練習中に、部員が頸椎(けいつい)を骨折する事故があったと発表した。安全上の問題はなかったとしている。事故後、県内の小中学校、高校、特別支援学校に水泳での事故防止について注意喚起した。

県教委によると、4日午前10時15分ごろ、県立高近くの屋内プールで競泳のスタート練習の際、部員がスタート台から飛び込み、プールの底に頭を打った。事故は4回目の練習で発生した。プールの深さは1.2メートルだった。当時は他の部員と顧問が飛び込みを教えていた。

部員は救急搬送され、頸椎骨折が判明。事故当日は入院したが、翌日に退院した。生活に大きな支障はなく、現在は通常登校している。回復には1カ月程度かかる見込みという。

県教委は「練習や指導方法の対応を模索し再発防止に努める」としている。

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