オリックス、東芝買収に2千億円 全体の1割拠出、JIP連合参画

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 オリックスは10日、東芝の買収を目指す日本産業パートナーズ(JIP)を中心とする企業連合への参画に関し、出資や融資などで計2千億円を拠出すると明らかにした。JIP連合による買収総額は計約2兆円とされ、オリックスがその1割を出す計算になる。JIP連合に加わる国内企業が、資金の拠出や具体的な額を公表するのは初めてとみられる。

 オリックスが同日公表した決算関連資料で示した。東芝への投資を決めた理由について「東芝の企業価値と経営改善計画の実効性を評価」とした。

 JIP連合は7月に株式公開買い付けを実施して東芝を買収。オリックスは1千億円を出資、残り1千億円は融資などで対応する計画。

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